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『トラペジウム』感想:偶像陰陽

映画『トラペジウム』見に行ってきました、初日。木全さんの声優仕事期待値高すぎる件。っていう漫画書きそうだったくらい、前作のしまじろう(ロボット役:キングボッチ)が良かったので……今回は人間役……よりリアルな声の良さを届けられてしまう……

結論:木全翔也、声質・発声、大優勝映画でした。ありがとうございます……

 

個人的な話、木全さんを主に何と呼べばいいか分からない期に割と前から突入していて。お茶目な親しみやすさが由来の「きまてぃ~」、ダークな色気・格好良さに焦点当てた「木全さん」、リアルなときめきを感知した瞬間の「翔也くん」。その時々の加減で呼称が自然と変わる生活、主にはきまてぃ~と呼んでいた…はず…。だけど最近の額出し色気モードの継続、どう考えても木全“さん”で、トラペジウムは翔也くん___。私の“きまてぃ~”どこ行った?(大泣)でも更に言えば今回は翔也くんというよりは翔也くんさん…なぜならプロなので…

 

ざっくり説明すると、アイドルになる為に虎視眈々打算的に事を運ぶ東ちゃんが、他校(西・南・北のつく高校)から1人ずつ引き抜いて、1歩ずつアイドルを目指し、叶えていくお話。の中で、順風満帆な毎日から徐々に4人の葛藤と病み(闇)が炸裂していくなかなかの質量の展開。木全さん…いや翔也くんさんの役柄は西テクノ工業高校写真部の真司くん。東ちゃんが目をつけた西校の引き抜き枠:くるみちゃんとの懸け橋になる役割を果たす。真司くんの全面協力体制が敷かれたとき、世界はそれを何と呼びますか___ただただメロかった。地球は青かった。(語彙の無さを歴史的名言でカバー)

 

真司くん、翔也くんさんを彷彿とさせる素朴な中にもきらりと光る心地いい格好良さがあり、とても……、これが人間役を任されるということ…………(ロボット役でも大正解叩き出してたのに……)性格的なスタンスが似てるのも拍車をかけていて、真司くんも常に肯定的で褒め上手、さりげなく優しくみんなの味方……。

とにもかくにも声質・発声が良い。透明感がありながらさらりとマットなのにどこか艶のある声質。お洒落だけど素直で聞き取り易い輪郭のはっきりした発声。台詞の分だけ惚れる。文章を発声しても勿論絶品なんだけど、とりわけ好きだったのは、文章にも単語にも満たない、表情の質感・臨場感を出す為の息系の音...「んはっ」、みたいなやつ…語尾の息残しとかも…(説明力死す__)これ清澄が全部音撮りするタイプの音だ……って隣のシアターに住む清澄に想い馳せたくらい、秀逸な息含み系発声……素晴らしかったです……こういう音に対する勘の良さを目の当たりにすると、歌・ダンスのパフォーマンスを主軸に活動してる人のアドバンテージを感じて、それも格好良さの一因。 

登場シーン、他校の東ちゃんが西校に侵入してるのにはち合わせて、じ………っと静止し顔を赤らめ発声して少し経ってから、(あ、これが翔也くんさんだ!?!)って若干気づくの遅れたほどには馴染んでた…オタクの贔屓耳もあるのかもしれないけど声優として自然に自然に、普段から真司くんのようにそこにいた……

アフレコ覗き見が出来る有難い動画。しかしこれは序の口である。

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エエ声で発される「女子高生の制服が好きなんだ、」みたいなどう解釈すればいいのか分からないセンテンス。あれは真司くんの鋭角ジョークなのか、芸術家の含みを持ったインタビュー小見出し予備軍なのか、真相は真司くんのみぞ知る。文化祭でコスプレ写真撮ります!出店をしてる真司くん、背中開き超ミニ丈赤ドレスを普通に着てて引っくり返った。爽やか眼鏡フェイスと合わさる度胸が異例。アニメで良かった…(安堵JO1)

 

真司くんは、主人公の東ちゃんとサシで喫茶店作戦会議(4人がアイドルとして世に出て行くための)があるから、登場も予想してたよりはあって、何より女の子っていう相手がいるちょうどいい温度感の会話ラリーを続けるので、………好きです。(惨敗)

超絶打算的な、可愛げのない東ちゃんの作戦意図・展望を聞いてもなお、「言い方(笑)」「嫌いじゃないよ。」ってあの肯定的爽やか優しげ適温、将来良い旦那確定人物ボイスで返す真司くん……沼。アイドルにならないか____。この2つの台詞、ポップコーン諸共吹き飛んだよね‥‥勝手に真骨頂という感想を抱きました。現場からは以上です。4人の女の子が喜怒哀楽闇の渦中にいる分、ずっと穏やかに安定したアクセル踏む日常を送る真司くん、それだけで美味しい役どころなんだよなあ。あ、これからアイドル(職業)になる東ちゃんとのサシカフェを「最後のデート」って送り出した真司くんの狡いウイット、狡……(構文)

 

作品前半、主人公の東ちゃんのアイドルになりたい心意気が正のエネルギーを持ってる(方法論・やり方としては決してきらきらしたものではない)その一方で、言ってしまえばなかなか“性格はお強い”。端々で、うわ~…!ってこちらも頭悩ましてしまうくらいの言動がちらほらあるんだけど。特段アイドルになりたいと思ってる訳ではない他3人を上手く導き、“自分が”アイドルになるための効率的な道を敷くことに労力を注ぎ、日々4人で新しい経験に目を輝かしながら、結果アイドルの地位まで一旦は登りつめ。

そこからの崩壊が、各人の病みが、痛い。夢へ向かって!キラキラアイドル奮闘記!★みたいなノリで見に行ったら、死ぬ。後半から怒涛……。

アイドル活動中、強い意志で今の地位にいる訳ではない三人(友達として4人で過ごす時間が楽しいことが主な原動力だった…)と、“アイドル”に拘りのある東ちゃんの温度差、意識差を見るにつけても、薄っすら団体活動の悩ましさが透けてたり、図らずも応援してるアイドル(私で言えばJO1)に一旦感謝いいですか…となるアイドル事情が続いてた。JO1、あのクオリティのパフォーマンスを常に提供し続ける、更には怖いくらいに進化を止めない姿、本当にオタク冥利に尽きるな…と感謝止まらなくなった。主催側から3人は口パク、東ちゃんは生歌、をお願いされたとき、自分は歌苦手だけど東ちゃんは上手いから~的な、明るい飲み込みをする南ちゃんに「苦手なら何で練習しないの?」って風に痺れ切らすキレもアイドルとしたら大正解の正論なんだけど、そもそもが違うから辛い。なんか誰も幸せにならないな?のターンになってくるの、ずっしり来る。東ちゃんは東ちゃんで一番執着してアイドルしてるのに、SNSや人気で他メンバーに劣ってる現実が刺さるし…。そして元から人前が得意でないくるみちゃんは段々生気を無くし限界が来て発狂、の過程とその表情たちもso real………。美嘉ちゃんは彼氏バレして大バッシング、アイドルオタクとして人ごとじゃないテーマというか、この部分もオタクの数だけ十人十色の許容度とか理想・気持ちあるところだろうなあ~と。後半はどの場面取っても、今活動してくれてるアイドルたちに思いを馳せざるを得なかった。自分が気にする・しないとは別でアイドルとして恋愛を隠し切る人たちのプロ意識は賞賛されて然るべきだと思うし、恋愛<アイドル活動(ファン)、だと体裁上でも思わせてくれるアイドルは夢の売り方で信頼してしまうなとも思っていて。原作未読で映画に臨んでるので、どこまで原作(一実)の意向が汲んであるかは正直分からないのだけど(陳謝…)1人“アイドル”に拘る主人公東ちゃんが「どんなサプライズよりも、プロポーズよりも、こんなに嬉しいことはない。(大意)」って人気が上がりファンが増える現状を言い表してたり、「恋愛ってそんなに大事(大切)?」でアイドルとそれを天秤にかければ私は理解出来ない風な言い回しをするの、作者意向であれ、脚本意向であれ、オタクに向けるラブレターのような気がして私は勝手ながら心に来たな。時々アイドルの方からこちらの想像を上回る情みたいなものを受けて面食らうことがあるけど、そういう感じ。

 

アイドルグループとしては崩壊し、アイドルに拘り周りを痛みに巻き込んだりもした東ちゃんが最後にハッピーエンドの方向でまた4人仲良く出来たの、1人でいた孤独をこじ開けてくれた存在は、その人にとってアイドルではなくても紛れもなくヒーローなんだよなあ、と。自己反省・内省で東ちゃんが3人に向き直れた瞬間がアイドルの誕生だったようにも思える。きらきら優等生映画じゃなかったのが面白かった。でも最後は自分の道を選んだ4人のキラキラした姿があって、痛みを“人生の一部”として消化できてそうな姿で終わったのも救いだった?見た人には分かって貰えそうだけど、なかなか感想が難しい。笑、少し視点ずらしたら全然違う景色見える。

 

一実もお疲れさま!(乃木坂布教を受けた際の私の2推し)そしてじぇおの隣に立つ姿は一実でこその安心感で好き。

 

真司くんの「なんでオーディション受けなかったの?」は、PRODUCE 101出身者の木全さんが発する重み。オーディション受けてくれてありがとう、きまてぃ~・木全さん・翔也くん。(木全三段活用)

 

木全しょうやくんさん 何でこんなに 声が良い オタク心の俳句。ー完ー

 

p.s. エンドロールにて、振付「WARNER」の不意打ち食らったのも、最後まで感情大忙し。

 

て、天才の所業___________

 

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