滝沢歌舞伎に行って来た。音楽寄りの趣味なので舞台を通らないままオタクしてきたわたしにとって、腹筋太鼓すごい、くらいの知識量、さあ何も知らないまま映画館へGO!Snowmanのパフォーマンスは最高、それだけは分かるからね。躊躇いなくGO。
結論:良すぎた。(興奮)
滝沢歌舞伎ってトンチキ結構あるんでしょ?(なんかPOPな時代劇衣装着てるし?)的な軽い気持ちでいたけど、なかなかに重厚な感情抱く、荘厳エンターテイメントだった………格好良い、は勿論なんだけど、その格好良さも、奥に“人生”があるような深いところで掴まれる、真髄………あ、人生だ…って思った、一瞬一瞬、疑いようもなくその瞬間だけに賭ける男の熱さ、本気、背負う伝統、真摯性、どこ切り取ってもハッとさせられる熱量と、意識の高さ、技量、なんか思ってた以上にこれは……グッとくるものが…………物凄く、格好良い男たちの姿を見た…………Snowmanさん全体に言える小手先だけの技術じゃない玄人加減も良かった……深み……
9人それぞれの良さを再確認できたのも収穫。各自印象に残った場面を振り返る~。
☆ひーくん
いや、ひーくんってこんなに演技上手いの???!!?!?!!?って結構な衝撃だった。知らなかった…!社会派の渋いメンツ揃った映画に捻じ込みたいよ。一切の作為を感じさせない、ナチュラルに、シンプルに、けど内側の感情は強く滲ませられる、超技巧?グッと耐えた表情と笑みのバランスとかも、一級品だったよね……常日頃から思ってるけどひーくんなんでもさらっと卒なくこなしすぎて、凄いことすら気づかせない、みたいな状態に持っていきがち~~~~!独白シーンとか、役者のテンポじゃん…1人喋りが単調にもならなければクサくもならない、心地よく作品にのめり込ませるテク半端ないじゃん……あと何よりも安心感が凄い。舞台にひーくん出てるときのパフォーマンス、立ち回りやら、安心感。必要じゃないドキドキを全く喚起させない。途中から、存在への安心感が凄すぎて、パパ…………って幼女人格芽生え始めた。最高の大黒柱。
☆ラウくん
自担、最高!パフォーマンスの所作の綺麗さ、優雅さ、舞い踊る姿が、ほんとに、絵画。あまりにも美しい作品、他の芸術家の嫉妬一手に受けるね。燕尾系の衣装着ると、即、王子様……と思ってしまうし、実際、王子様。Maybeのフリーダンスは、惹きつけられるを越して、感情のうねりと、ラウくん自身が磨きあげる表現欲に、恐ろしいなあ…これが天才か…と思った。踊り終わったら燃え尽きて命散るんじゃないかと思うような刹那的儚さとシルエットの特異性、溜息の出る美術………ラウくんを見ている時間はわたしも芸術家になったような気分だな。脳裏に刺さる華麗さ、癖になる。腹筋太鼓は、経験値の違うメンバーとの対比で、うわ~~~これキツイな~~~!がんばれ……><!って親の気持ちにもなった......VSで塚田くんに、ラウールはこう見えて脱いだら凄い、ってこと言われてたけど、Snowman基本的に岩本さんのせいで皆の身体霞む説ある。平均的にバキバキのいい身体よ…感謝。岩本さんのせいでもってかれるけど!ラウールさんの腹筋太鼓を保護者の視点で見てしまったので、次回は男として眺めたい。死ぬ。あれBlack Goldだったかな~白衣装でラウくんには珍しくサラサラ系・長めのアンニュイ~な髪型でめちゃくちゃときめいた......パフォーマンス時のラウくん大優勝なので言うことないです、オタクとして甘やかされてます。何でもくれる。グループにハマったときに大体、最初の自担(推し)から、担替え(推し変)が常だから、よく知る友人に、わたしラウールさんから担替えあると思う…?って聞くと、ラウくんは圧倒的過ぎて代わりがいない。多分、何があってもパフォーマンス見たら引き戻される。って返されて、そうだなと思った。(作文)Black Goldの登場シーン、足元だけのカットでさえ、This is Raul.で高まった。どの部位にもいま表現したい自分が乗る、どこからでも発せられるオーラ、身体表現の巧さには唸る……
☆あべりょさん
普段、あべりょさんを見る視点としては、にこにこ優しい好青年♪だけど性格的にサバサバしてて意外と男っぽいところがすき♪知的な男は最高♪結婚したい♪愛らしい♪的なしあわせに包まれてるけど、滝沢歌舞伎のあべりょさんには男感じすぎてつらい。可視化される男味を提供されて............剣士のくだり、鋭い目つきでこちらを刺す姿にドキっとし、舌打ちで去ってく流れに震えて頭抱えて、抱いてくれ!!!!!!!になった。あべりょさんに対峙するわたしは相当ピュアなので(なので)そういう感情に着地すること無かったけど、滝沢歌舞伎で見るあべりょさん、抱いてほs
かと思えば、にゃーにゃ~♡って猫語とハイパーかわいい挙動表情のコンビネーション、癒しで殴ってくる。ストレスとか一気に飛ぶ。かわいすぎる………あとあとあと、女形の技量すごい………あれだけ雄っ気もある大男なのに(178。180センチ台の男たちで霞むけど。すの、何に対しても平均値捻じ曲げ男たちの集まりで怖い。)、俺が全てを賭けて守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!って思わせるたおやめないじらしい女性完コピなの…あれは女でも出せない淑やかさ……(敗北)あべりょさんキャラ渋滞しすぎてて怖いな、ってよく思うよ……というか、めめあべあるなら言って!?!?!?!?!?!!!!!ってキレてしまった。178の大男が女形で違和感ないの、あべりょさんの技量は勿論、目黒の背格好だよね。白塗りで普通に美形な目黒見て、この人どの時代でも麗しい美青年で通ってるな…ってしみじみした。まあ、シンプルにめめあべ…………(頭抱)
☆だてさま
ひーくんと共に、ステージ出てるときの安心感が尋常じゃない。だてさまが崩れるときあれば地球も終わるから逆に安心してほしい。殺陣のときの動きは、わたくし、運動神経の塊です。ってテロップ付いてるような圧巻さで、すご~~~………明らかにダンチじゃん………って、茫然とした。だてさま……。惚。和物の似合い加減も群を抜いてるし、日本男児とはこうあれ、ってお手本だなあ。どしっと構えた居ずまい、熱く静かな勇ましさ、武士だな。だてさま貴族なのに武士。しょっぴの歌に乗せてお送りしてたキューブ型の骨組みで体操こなすシーン、あれ見るよりも遥かに実際ハードなやつだ…って、それを的確に成していくだてさまストイックだったなあ。かっこよい……、身体に厚みがあるので、包容力がすごい。あと、だてさまって何がとかじゃなく、理屈抜きで常に面白い。この人のこと嫌いなひとっているのかな。たぶん、みんな好き。滝沢歌舞伎見てて、だてさまって男性オタク沢山つくだろうな~!って凄い思った。同性から見ても格好良いかっこよさ。
☆ふっかさん
プロフェッショナル仕事の流儀。笑いにおいての肝の据わり方、力量、に笑いよりも大きな大きな尊敬が来る……(営業妨害)お丸さんの葬式シーンなんて、何の仕掛けや派手な演出もない空間、ただ自分の腕一つで笑いを取りに行く究極に試される状態、をまるっと自分の物にしてた恐ろしさよ………単なる三枚目キャラとは訳が違う……Snowman全体にも言えるけど、役や表現に対して躊躇い、恥じらい、戸惑い、の類が見えない(世界観に一心不乱だ)から、見てて気持ち良いし、共感性羞恥が起きない安心感もあって、ゆるっとにやにや出来るコメディの空気が好きだった。振り切れてる先にしか感動も笑いもない、と思うから、全員がその温度で挑めるグループ最高だな…って話………。ふっかさん見るとにやにやしちゃう。love。
☆佐久間さん
パフォーマンスハイスペック男佐久間さん。一番刺さったの、黒スーツで時代背景暗唱するストーリーテラー佐久間さん。歴史的な台詞をつらつら喋る場面ってなかなか見られるものでもないから興奮した。個人的に、佐久間さんが刺さりまくってしんどい……のターンがちょっと前まで高波だったけど最近落ち着いてるのは、本当に~佐久間さんを~愛しはじめたから~なのかも知れない。好き、よりも、佐久間さんは凄いんで。損はさせないので。皆さん宜しくお願いします。って広報担当の側に立ち始めた(?)CFBの腹筋大サービスの佐久間さんいつ見てもしんどいよ(結局。)あと、声の通りの良さす~ごい。声優だけじゃなくて、ナレーターとかの佐久間さんも見てみたい。
☆目黒
顔が良すぎる。スクリーンで見て余計に思った、顔が綺麗すぎ。最近の短髪幼い目黒に見慣れてたから、テクノ期のませた大人びた雰囲気の目黒にどきっとする。非の無い顔してるよね、バランス絶妙。めめあべ………(遺言)男の人だれ?外部の人……?えっ、いや、うわ…、め、目黒……?……目黒だ………(死の淵)なにこれ死ぬときに見る夢…?状態。パニックパニック。あと、これも岩本さんのせいなんだけど(霞ませること度々)、目黒ってあんなに良い身体してたの…………結構ガツンと衝撃来た……胸上~肩周りとか結構厚くてびっくりした………どこまで格好良い要素集めたら気が済むわけ………目黒蓮、怖。演技パートはシンプルにIQ2の快楽殺人男で可愛かった。多分あの人なんにも考えてない。なのにやたら100人への拘りあった。たぶん誕生日とかの祝い事もめちゃくちゃ大事にするタイプ。非オタに訴えかけるなら目黒のビジュアルで押すのが早いだろうな~って冷静に思うくらい常に顔面だったな。手っ取り早くイケメンな恋愛ドラマでパーン行くんだろうけど、うちの目黒そんなファストにばら撒きたくない…この人の魅力を軽々しく消費されたくない…っていう私のプライドある(勝手~!)(だからドラマオファーが真っ先に恋愛ものじゃなくて重々しい“教場”で来たこと、めちゃくちゃ嬉しかった…)目黒の良さは顔面じゃない…顔面のその先だから……完全に内面だと思ってる…けど内面の良さは外見にも現れるからそういうこと!な感じ。常々、目黒は顔よりも内面でオタクつく人だよね、ってこと言ってる。そういう魅力ある。顔の方がおまけくらいの。超絶、顔が良かった。
☆しょっぴ
元々しょっぴの持つシュールな空気感がツボなのもあって、銀さんにジワジワきて仕方なかった。ガリ勉秀才キャラやってるのもギャップ萌え。金さん(佐久間さん)と銀さんが、危ない関係じみてるシーンのしょっぴに、結構なトキメキしてしまってジーザス………。あの部分、渡辺翔太に対する恋愛感情の踏み絵だと思う。笑えるか笑えないかが恋の分岐点だよ…自分完全に笑えなかった。恋の自覚キツ。しょっぴ、じぶんにとって気の置けない幼馴染なんだけど(はい?)、あのシーン見て、えっ……好き………私、って翔太のこと好きなの!?!??????????ってリアルな動揺した、急に自覚が来る。急に意識させられる、渡辺翔太には。俯瞰ベースでイケメンの幼馴染にときめいたりするけど、そういうのを一線超えた、自覚だった。…何の話?なんかよく分からないけど映画の中で一番拗らせてるかもしれない 笑う。
☆向井康二さん
映る度にしんど………だったので記憶がないです。(懺悔)
それぞれ印象的なシーンあったけど、向井康二さんだけはもうウィークポイントになってしまってるのか、はい、しんどいですありがとうございました。の繰り返しで麻痺。普段が関西の面白お兄さんだから、パフォーマンス中の真剣な大人っぽさにたいそう弱い……歌声もいいんだあ~。泣。鼻にかかった引っ掛かりのある声が色っぽくて……。演技パートは目元が悪役の色で染まってて興奮した。求:殺人鬼。向井康二さんって、普段のパフォーマンスでも、人一倍哀愁だったり、影を持ってる気がして、センターに来ると一段照明落ちるような感覚すら抱くダークサイドの王だと思ってるから、そりゃ悪役も似合う。夜更けが似合う。上映後友人と「(向井康二さんの)ファンの子可哀想、沼過ぎて。」「分かる。」って余計な同情した。
☆最後の赤衣装で大団円
9人(+その他演者さん大勢)がこっちを見上げて晴れやかな笑顔で歌いかけてくる場面、完全に皆、私のこと好き。そういうアングル。物語始まってる。初期選択大事。散々種々各人の魅力を見せつけられた後の、このクライマックス、選べない~~~~~~><!って叫んだ。恐ろしいよ、揺るぎない自担がいながら、選べない!と言えるこの環境、全員の魅力、贅沢。
自分が言語化すると軽~くなってしまうのが悔やまれるけど、しっかりどっしりずっしりとした、骨太なジャニーズエンターテイメントで大満足だったな、文化とは、人生とは、人間とは、生きること、まで思考の裾野広げられる、そんな熱量を持った映画/舞台だった。楽しかった!また見たい~~!
祝!滝沢歌舞伎初履修。