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しまじろう、魂の厄払い。

映画しまじろう」シリーズ第10作「ミラクルじまの なないろカーネーション」24年3月に公開決定 : 映画ニュース - 映画.com

 

滅茶苦茶良かったしまじろう......もしかしたらしまじろうの本質を理解できるのは大人になってからなんだ……っていう感慨深さすらあった。しまじろう一家、光属性理想家庭すぎて目焼かれるかと思った。大人、普通に泣ける超絶道徳タイム。

 

小さい頃の自分、しまじろうがっつり履修してきてるはずだけど、大人になって俯瞰で見ると、(しまじろうってこんなに面白かったっけ…?)と過去のしまじろうを敵に回してしまう展開。普通に生きてたらしまじろうの映画を独身女が1人で半休取って行くなんてまあ“無い”から、この非日常が既に自分で面白くなってる上に、映画自体の道徳性と純粋性の温かさがカルチャーショックの域で、こういう自分だけでは考えつかない刺激を日々貰えるオタクって本当に楽しい‥‥(ハッピーJAM!JAM!最高🎶踊ろうよ🎶)

 

みみりん、こんなに精度の高いナチュラルあざと萌えキャラヒロインだったの、これも小さい頃には気づいて無かった。今見ると、女子ドルに対する感情とニアリーイコール。推す。個人的に一番好きだったシーンは、みみりん怒りの震撼。可愛いみみりんが、怒り泣きで打ち震えてる状態(しかも現代アニメ技術であり得ないほど鮮明な臨場感を可能にしてる。笑)仲間を想う気持ちの強さが震撼で表現されていて最高だったな…。アニメ上で大人のキャラが捜索に出るしまじろう達にダブレット持たせるのはTHE・現代で痺れた。

 

木全さん演じるキングボッチ、どういう役どころなのか(敵?味方?レクリエーション的役割?)予想できてなかったけど、ただの木全さんじゃないか……木全さんじゃん……

事前予告にて民衆煽動できるカリスマ臭を漂わせてた段階で結構ときめいてたけど、民衆煽動とは違って、皆の気持ちを汲み先頭で力強く背負ってる木全さん……(以降、キングボッチを木全さんと呼び続けます。≒木全さんなので。ご了承ください。)

 

願い事が叶うなないろカーネーションを所持してると、島の大魔法使い陣営に根こそぎ奪われていくことに成す術がない木全さんたち(もはや小国家)。主人公のミラーが落としたカーネーションを恵みの雨として懐に入れようとするも、ミラー・しまじろう側に大切なものなんだ!返して!って真っ当なことを言われ、ダンスゲームをクリア出来たら返す約束にする。(この点だけは割とジャイアン予備軍。笑、)でもこの駆け引きの裏には、カーネーションを奪われてる全ロボット達の悲痛な気持ちを理解しているからこその優しさが確実にある、一ミリ程度の横暴は皆で許そう......><?(既に木全さんへの肩入れすごい)

ロボッロボ~ダッダダーン🎶ロボロボダンスッ🎶見る前から既に中毒症状有りのオタク、映画館で食らって楽しくない訳がない。カーネーション取り戻す前に私の笑顔が劇場で満開になってた。草。早く【PLANJ】COVER:ロボロボダンス-JO1聴きたい。

ダンスをクリアしていけばどんどん次ステージに進めて、失敗すれば立ってる場所の底が抜けて落ちて行くシビアさ笑った。全体的にカーネーションを巡る、ハラハラした演出が上手いんだよな~スリルと臨場感がしっかりあるから最後まで飽きない。一旦力及ばずなシーンを入れるタイミングが最高だった。すんなり行き過ぎず、な所が視聴者を\がんばえ~!/にする。結果、しまじろう軍がダンスを成功させて、カーネーションを約束通り返す木全さん…、死闘だったから終盤に腕がもげたところで、きまちゃん(泣)になったけど(きまちゃんとか呼んだことない)スポーツマンシップに則った潔い引き際に、乾杯……。心情吐露系の台詞を演ってる木全さん滅茶苦茶良いんだよね…少しキャッチーにキャラクターとしての演技をしてるけど、持ち前の骨太な男らしい発声と隠せないお洒落風味、そこにみんなの気持ちを汲んでる人の責任かつ包容力が混ざる……本当に木全さんなんだよね(再三)マスコット的な立ち回りも上手いけど、内情、しっかりした意見も態度も持ち合わせてる優しいだけじゃない、優しい人じゃ、ないですか~ぁ!(泣)って泣きながら熱燗みたいな話。劇場で絡み酒はNO。この人の作る国に戸籍置きたい、そう思わずにはいられない一幕。普段推しに包容力感じることも多いけど、木全さんもそうで、種類の違いを感じて興味深いな…と思う。木全さんの包容力って一緒に泣いて一緒に強くなっていく物語……が近いかもな。いや、私はロボロボダンス見ただけなんですが。そう飛躍せざるを得ない高まりがここにはある。木全さんの声フェチの人は絶対に見てくれよな☆彡!って全力でオススメしたい、というか全ての大人にオススメ出来る、しまじろうクオリティ。失くしたものをここでもう1回取り戻しに行こう、大人達。

 

木全さんのターンは序盤と終盤の2回来るんだけど(合計したら10分くらい出てるかな?体感だから正確には分からない)その終盤の登場が、これ豆原さんの仮面ライダーバイスとほぼ同じ質感~~~~!!!!!(興奮)それこそ進研ゼミで習った!!!!!(JO1ゼミ...?)

 

(過去の私は進研ゼミで何習ってる?)

 

つまりヒーローは遅れてやってくると言わんばかりのヒーロー最適解登場。美味しい場面で美味しい格好良さ見せつけてく、美味しい役……!木全さんの活躍で戦況はしまじろう軍団優勢に傾き…ってところで木全さんのエネルギーは底をつき始めるけど、即座に、力を貸してくれないか?的な呼び掛けで、しまじろう達に物理的な力を借りて持ち直すのにグッときた。友情&忍耐……

自分で自分のキャパを把握し、自分の馬力に驕らず、すぐ要請出来る判断力、現実社会で絶対出世してます、キング木全。あのガタイ・パワーで一発逆転ホームラン打つかと思ったけど、一筋縄じゃなくそこに物語を何層か重ねたのも作りが綺麗だなって感心した。

しまじろうたちの明るいハイトーンな声を聴き続けてると、木全さんのざらつきある地に足着いたお兄さんボイスが際立つし、それがまあ格好良くて。キングボッチ出の幼女木全JAMとかやりたかったな~!←趣味良すぎてお母さん逆に心配

 

中盤に出て来るお花の妖精の「~ちる🧚‍♀️」っていう必須語尾、聞き続けると台詞文末を今か今かと待ってしまうちる🧚‍♀️すべての文末に規則など無く強行突破で付く“ちる”、最高に好きだったちる🧚‍♀️汐恩くんにこのモノマネさせたら相当上手そうちる🧚‍♀️本当にこのくらいちるちる畳みかけてるちる🧚‍♀️体感した者にしか分からないちる…🧚‍♀️今思い出してもジワジワ来てるちる🧚‍♀️

 

カーネーションを取り返す、ボタンの掛け違えから生じた悲しみの全てを浄化・昇華させる感動的エンド、気抜いたら全然泣く、しまじろうクオリティ。途中、クイズ始まったり、こうやって応援してね!の誘導があったり、ミュージカル調になったり、子供に飽きさせないエンタメ構造、見事だったな~。学びがあります。JO1、是非見て。ライブに活かせる。応援上映するJO1、見たい。映画中盤で休憩時間が設けられてて、1回フリータイム始まるのも新鮮だった。その時間中はキャラクターがずっと空飛んでる。かわいい。途中木全さんも一言台詞ある。ありがたい。

 

踊ってね、応援してね、の時のちびっこたち、ピュアに腕振ってたり目の前の事態に一直線なの尊すぎて泣いちゃった。私あんな時代あった…?と己の記憶掘り返したけど、あったのだろうか。でもしまじろうのパペットは持ってた。可愛げの片鱗搔き集め~

木全さんにこの仕事が来たの、まさに適材適所を感じて良かったな~楽しかった!Tiger期の企業タイアップ積極的につけた展開、ありがとうラポネ。しまじろうとの縁を忘れない。

 

総括:しまじろう、魂の厄払い。

 

しまじろうはカーネーションを取り戻し、私はピントを奪われる

最後に撮影タイムがある思い出親切設計なので、アクスタなり、一緒に写したいものがある場合は持って行くといいかも。

(入場時に、しまじろうの紙製応援メガホン全員貰えると思って行ってたから(いつもの謎ポジティブ)子どもだけだったの不意打ちだった。笑、バイト始めたてっぽいお兄さんが他のシアターのお客さんと同時にしまじろうも捌いてて、半ばテンパり気味に子どもだけのしまじろう特典渡してくれようとしたのを、後ろのリーダーさんが「それは子どもだけ!」ってSTOPかけてた。私の“貰える🎶”オーラがお兄さんをその行動に引き寄せた気がする、お兄さんごめん。それは子どもだけの特典です。明日からもがんばえ~!)